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magic circle of destiny

霧を抜け、フィリアは精霊に教わった道を進んでいた。

木々の間を縫うように歩き続けると、やがて視界の先に一本の巨大な大木が姿を現した。
その根元には、切り株に刻まれた魔法陣が静かに輝いている。


「ここが……?」
フィリアは慎重に歩を進め、そっと魔法陣に触れた。

指先にじんわりとした温かさが広がり、それと同時に魔法陣が淡く光を増していく。
まるで彼女の到着を待っていたかのように、木漏れ日がその輝きを優しく包み込んだ。

フィリアの手の甲に、三角形の紋様が浮かび上がる。
この印は、選ばれし者にのみ与えられるもので、真実を見通す力を宿している。


これにより、フィリアは「霧の向こう側に隠されたもの」を見通すことができるようになる。
「この力は……?」

フィリアがそう呟いた瞬間、魔法陣の中央から光が天へと伸びた。
まるで道を示すかのように、空へ向かって螺旋を描きながら広がっていく。

魔法陣にはフィリアが進むべき道は二つ示されていた…



フィリアは魔法陣の試練として選択をを迫られる。
そしてどちらの道を進むかによって、未来が大きく変わることを悟っていた。

フィリアは、迷いながらも決意を固め、歩みを進める。
「私は……この旅の意味を、知りたい。」


フィリアは道を歩み、最後の試練へ向かう決意を固めていた。

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